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社交ダンスとは?社交ダンスの特徴、歴史、魅力、効果やメリットを解説

今日の記事では「社交ダンスとは何なのか」をお伝えしていきます。

社交ダンスとは?

一般的に社交ダンスとは、別名「ソシアルダンス」とも呼ばれているダンスです。海外では舞踏室(ボールルーム)で踊られることから「ボールルームダンス」と呼ばれたり、他にも「ダンススポーツ」と呼ばれることがあります。

日本の社交ダンスのイメージは、高齢者が公民館で踊るものという認識の人も多いのではないでしょうか?

しかし、海外(特にイギリス、イタリアなど)ではとても人気なスポーツで小学生に対して行ったアンケートにおいて、人気スポーツ1位に社交ダンスが輝いたこともあります。

社交ダンスの歴史と由来、目的とは?

社交ダンスは、ヨーロッパで誕生しました。「社交ダンス」というだけあって、社交を目的に始まったダンスで、発祥後すぐは民衆が踊っていました。その後、12世紀頃になると王侯貴族に親しまれるようになったようです。

ルネサンスの頃には、ヨーロッパ各地で流行したと言われています。日本に社交ダンスが伝わったのは明治時代で、大正時代には神奈川県の遊園地である鶴見花月園にダンスホールが開設され、富裕層を中心に社交ダンスが広まりました。

その後、第二次世界大戦が開戦し、ダンスホールが閉鎖されるようになっていきます。戦後になると再び社交ダンスが踊られるようになり、戦前よりも流行したようです。社交ダンスのサークルが増え、競技会も開催されるようになりました。

国内社交ダンスの現状

本場海外では人気のある社交ダンスですが、日本での競技人口はまだまだ少ないです。

冒頭にも書いたように、社交ダンスは50〜60代の方が多く取り組まれています。しかし、最近はテレビや漫画で社交ダンスが取り上げられたこともあり、若い世代にもに認知されるようになってきました

「金スマ」というテレビ番組でも、度々社交ダンスが取り上げられています。

社交ダンスを踊る場所

また場所としては、下記のような場所で社交ダンスができます。

  • 社交ダンス教室
  • 地域のサークル
  • 大学の部活動

教室には社交ダンスを楽しんだり技術を高めたりと、さまざまな目的を持った方が訪れます。サークルでは、社交ダンスをカジュアルに楽しみたい方が集まり、さまざまな年代の方が交流する場にもなっています。

また、大学の部活動としても親しまれています。大学で社交ダンスをする場合は、競技会での優勝を目標として部員と切磋琢磨して技術を磨いている方が多いです。

社交ダンスで得られる6つの効果について

社交ダンスの概要について、少し理解できたところで「なぜ社交ダンスが良いのか?」ということを考えてみましょう。ここでは、1番気になる効果についてお話しさせていただきます。

一般的な社交ダンスでも得られる効果はたくさんあるのですが、今回は特に北牧の推奨する社交ダンスメソッド(ダンススポーツテクニック)で得られる効果を6つに分けてお伝えしていきます。

社交ダンス6つの効果

1. 第一印象が良くなる

社交ダンス(ダンススポーツテクニック)を習得すると、品のある所作が身につき、第一印象が良くなります。所作には、体が機能的に使えていることや可動域が広いことが関係しています

品のある所作の人を嫌いな人は少ないですよね。私たちは初めての人と会ったとき、最初の10秒程度の印象でその人を判断します。この最初10秒程度で印象が決まることは、心理学では初頭効果と言われています。

相手に与えた第一印象を覆そうとするのであれば、2時間じっくり話すことが必要なのです。2時間もじっくりと話すよりも、第一印象を改善した方が時間が有効活用できるでしょう。

第一印象を決める要因として見た目はもちろんですが、所作の要素が大きく関わっているので、トップダンサー達は、自身のパフォーマンスを高めるために解剖学を詳しく学びます。「体のどこがどう繋がっていて、どこを動かすと運動連鎖が起こるのか?」ということを骨や筋肉レベルで学ぶのです。

2. 良い人間関係の構築が容易になる

社交ダンスを学んでいくと、第一印象がよくなるので他者評価が上がります。その結果、自分に自信を持つことができます。

また、社交ダンスメソッド(ダンススポーツテクニック)の習得によって姿勢が良くなるという効果も。姿勢が良くなると自然と気持ちが前向きになり、さらに自分を肯定することが容易になります

自信がつくとありのままを表現できるので、相手に自分の良さがわかってもらいやすくなります。第一印象が良く、自分らしさを発揮している人の周りには人が集まり、良い人間関係の構築が容易になるでしょう。

3. モテる

社交ダンスをしている人はよく「モテる」と言われるのはご存じでしょうか?紳士のスポーツと呼ばれるので、なんとなくご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

社交ダンスを取り入れることで、あなたも想像以上にモテるようになるかも。なぜモテるかは、実は解剖学的に説明ができます。

社交ダンスでは、男女で手を握り合います。イメージでは、強くぎゅっと握ると思っていらっしゃるかもしれませんが、実は違うのです。そっと添えるようなソフトな力配分で手を握るので、相手は心地よさを感じます

解剖学的に言うと、エキセントリック収縮を使った触れ方です。非常に簡単にお伝えすると、ソフトに握るイメージです。握り方をマスターすると、優雅で柔らかい感覚を相手は感じます。

また、社交ダンスでは男性が女性に対して、手のひらを見せてダンスへお誘いするのが特徴です。これはオープン・ポスチャーと呼ばれ「警戒」や「拒絶」などの意図がない状態を示します

このように社交ダンスの所作は無意識下で、相手を受容する立ち居振る舞いが身に着けられます。また、社交ダンスを通して、ナチュラルに異性への距離感を埋められるのです。

4. 姿勢が良くなる

社交ダンスをおこなっていくと、可動域が広がって体をうまく使えるようになることから、自然と姿勢が良くなり、正しい筋肉の使い方が習得できます。筋肉を正しく使えるようになると、姿勢が改善してきれいなボディラインに変化していきます。

ダンススポーツは、全身の筋肉をしっかり使うので筋肉量を増やしやすいのが特徴です。筋肉量が増加すると、何もしなくても消費されるカロリーである「基礎代謝」が高まり、痩せやすい体になります。

また、ダンススポーツは体重減少効果が見込めるだけでなく、人体に元々備わるホメオスタシスという恒常性維持機能によって、きれいなボディラインが維持できます

5. 健康維持ができる

社交ダンスでは、内臓の位置を正常に戻す効果が期待できます。正しい位置に内臓があると、体の循環もよくなったり呼吸がしやすくなったりして、栄養や酸素が全身に行き渡りやすくなります

また、踊っているうちに体幹も強化されていくので筋肉量の減少に歯止めをかけることができ、健康が維持できるのです。

6. IQが上がる

社交ダンスには、IQをその人の持つ本来のポテンシャルまで引き上げる力があります。実はIQには、社交ダンスによって姿勢が改善することが関係しているのです。

姿勢が良くなると、脊柱起立筋群にあるA10神経が刺激され、ドーパミンが分泌されます。その結果、前頭前野が活発になり、クリエイティビティな脳の使い方ができるように。

未来の創造に意欲が湧き、IQが上がった状態になるのです。その結果として、本来持っている自分自身の能力を発揮しやすくなるでしょう。

ここまで社交ダンスの効果について解説してきました。
まだ社交ダンスを体験したことがないという方も、是非この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。

引用元:北牧雅文のダンススポーツ情報局